【技術士 建設部門 合格体験記】3枚論文の書き方と試験ルールの基本【第4話】

技術士試験の二次試験で最大の壁といえば「論文」。
どこから手をつければいいのか迷う方も多いと思います。

今回は、私が論文対策を始めるにあたって最初に意識した
「試験のルールを知ること」と「伝わる文章を書くこと」についてお話しします。

目次

論文対策のスタート地点は「試験のルールを知る」こと

技術士試験の中でも、特に難関とされるのが論文試験です。
私自身も、最初は何から始めればいいのか分からず、戸惑っていました。

ですが、今振り返ると、論文対策の第一歩は
「試験のルールを理解すること」だったと強く感じています。

そしてもう一つ大事なのが、
「読み手に伝わる文章を書けるようになること」です。


優先して取り組むべきは「3枚論文」

技術士二次試験の論文問題は、以下のように構成されています。

  • 必須科目Ⅰ(3枚論文)
  • 選択科目Ⅱ-1(1枚論文)
  • 選択科目Ⅱ-2(2枚論文)
  • 選択科目Ⅲ(3枚論文)

この中でも、最も優先して取り組むべきは、
必須科目Ⅰ選択科目Ⅲの「3枚論文」です。

なぜなら、この2つは配点が高く、
合否を左右する要素だからです。

まずはこの2題に集中して取り組み、
論文の型を身につけることが合格への近道だと感じました。


設問ごとに問われる「コンピテンシー」を把握する

技術士試験では、各論文問題で求められる
コンピテンシー(能力資質)が明確に決まっています。

論文を書く際には、必ずこの評価基準を意識する必要があります。

以下に、設問ごとに求められている能力をまとめました。

※この表は暗記するくらいでちょうど良いです

これらのコンピテンシーは、試験の申込書にも記載されています。
論文作成前にしっかり読み込み、意識して書くことが重要です。


読みやすい論文を書くための基本ルール

実際の答案を見て感じたのは、
「文章そのものが読みづらい」ケースが意外と多いということです。

読みやすい論文を書くために、私が意識していたのは以下の3点です。

読みやすく伝えるための3つのポイント

  • 1文を短くする(長文は避ける)
  • 短文どうしを接続詞でつなげるイメージ
  • 主語・述語・目的語を明確にする

これだけでも文章は一気に読みやすくなります。
採点者に「読みやすい」と思ってもらえるだけで、大きな加点につながります。


まとめ|論文対策の出発点は「試験のルール」と「伝わる文章」

最初から完璧な論文を書ける必要はありません。

大切なのは、

  • どの問題で、どんな能力が問われているのかを理解すること
  • わかりやすく伝える文章を書くこと

この2点を意識するだけで、論文対策はグッと進みます。

論文は「型」を覚え、練習を重ねれば必ず上達します。

以上が、私が論文対策を始めた時に最初に大切にしていたことです。


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この記事を書いた人

赤ちゃん技術士|30代建設コンサルタント
2024年に技術士(建設部門)に合格。
働きながら資格取得を目指した経験をもとに、リアルな体験談や勉強法をブログで発信中。
保有資格:技術士(建設部門)、RCCM、1級土木施工管理技士、測量士など。
趣味はブラックコーヒーと音楽鑑賞。

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